大断面の木材は、鉄よりも火災に強い

◎木は鉄よりも火災に強い?

木材は、ある程度の厚さや太さがあれば、表面が焦げるだけで、それ以上はなかなか燃えません。

これは、表面の炭化した層が断熱材の役目を果たし、木材自体の可燃性ガスの発生を防ぐからです。

そのため、柱が倒壊するようなことは少なく、古い民家などでは火事で焼け残った柱や梁などを増改築に転用することがよくありました。

五寸角のメリットのひとつは、火に強くなることです。

つまり、火災で命が助かるのです。

 

◎木材は表面が炭化することにより、燃え止まりができる!

平均的な建物の火災温度は約700℃~950℃の範囲と言われています。

木材は約250℃に達すると引火しますが、ある程度断面が大きいと、いったん燃えても表面に炭化層をつくるだけで火は内部まで進行しないため、強度が低下しにくいという性質を持っています。

木材の断面が大きくなると表面は焦げて炭化層ができます。

逆にそれが、断熱材の役目を果たし、木材自体の可燃性ガスの発生を防ぎ、酸素の供給が絶たれ燃えにくくなります。1000℃以上になっても必要強度は保たれます。

これに対し、一般的に火に強いと考えられている鉄は、550℃を超えると急速に柔らかくなって変形し、その強度が大幅に低下します。住宅の場合、骨組みが崩れ落ちてしまうことにもなりかねません。

 

 

鋼材の強度は230を超えると減少し始め、およそ750℃で残存強度は10%となってしまいます。そのときの木材の残存強度は75%です。

 

Comments are closed.